昭和21年に、日本で初めてキスシーンが登場する映画が公開されたことに由来しています。
少し調べただけでも、こんなにもありました。
⑤とか⑧とか、面白いですよね(o^-')b
⑥に至っては、それで何が分かるんじゃいって思ったりしますが(笑)
感情表現としてのキス、つまり、私がお話の中で書いているようなキスは、インドが最初だといわれているそうです。
紀元前1000年ごろに記された叙事詩『マハーバーラタ』に、「彼女は自分の口を私の口に重ね、私を恍惚へと導く音を立てた」という記述があったそうです。
これって、日本はまだ縄文時代です。
貝塚~とか土器~とか、教科書で習ったと思いますが、そんな時代にインドでは「恍惚へと導く音」を立ててキスをしていたなんて驚きです。
Image may be NSFW.
Clik here to view.
じゃあ、なんでキスをしたいのか!
あの何ともいない、うっとりするような、ゾクゾクするような…あの感情の秘密には、これまた、いくつかの説がありました。
①キスは脳内物質を分泌するから。
気分を高揚させる働きを持つエンドルフィン。
恋愛ホルモンと呼ばれるオキシトシン。
幸福感をもたらすセロトニンや快楽物質のドーパミン、興奮物質のアドレナリン。
キスをするとこれらの物質が分泌されるため、興奮や幸福感を覚えるのです。
②女性はキスだけで満足できるから。
女性の唇の方が男性の唇よりも皮膚が薄く、神経の数も多いため、男性よりも10倍敏感だといわれています。
なので、唇の刺激だけでも十分満足することができるそうです。
③キスで情報交換をしているから。
キスは、お互いの情報を交換したいと思う相手とだけしか「したい」と思わない純粋な愛情行為なんだそうです。
男性の唾液に含まれるテストステロンという物質から、女性は「どういう男性か」という情報を得ているのだそうです。
では、日本人とキスの関わりはいつ始まったのでしょうか。
日本で最初にキスが描かれたのは、平安時代末期。
現存する日本最古の説話集「今昔物語」に描かれました。
定基が若くて美しい新しい妻を連れて国へ帰るが妻が病に倒れてしまうくだり。
「その病の癒えることなくして、日ごろを経るにしたがいて、女の美麗なる形も衰えゆく。女遂に病重くなりて死にぬ。その後、悲しみの心に堪えずして久しく葬送することなくして、抱き臥したりけるに、日ごろを経るに、口を吸いけるに、女の口よりあさましき臭き香の出来たりけるに、疎む心出で来て泣く泣く葬しにけり。」 (第19巻 「参河守大江定基出家せる語第2」)
大好きだった妻が病に倒れ、その後なくなってしまうが、悲しくてなかなか葬儀をすることができないで、しばらく遺体と一緒に過ごしていた。
抱きしめたり、キスをして数日過ごしていたが、だんだんとその口から異臭がしてきたため泣く泣く葬儀した…という一節です。
書かれている内容は衝撃的ですが、平安のころには感情表現としてのキスは行われていたというのが分かります。
それまで「口を吸う」「口吸い」と表現されてきたキスは、明治に入ると、動物の口や鼻周辺を表す=吻を接触させるという意味から、「接吻」と呼ばれるようになりました。
さらに明治26年、翻訳家・上田敏(詩「山のあなた」の翻訳家)の手により、「接吻」のルビに「クチヅケ」と記したのがきっかけとなり、以後、「クチヅケ」が広く定着したと言われています。
Image may be NSFW.
Clik here to view.
日本映画で最初にキスシーンが登場したのは、第二次世界大戦が終わった翌年の1946年。
映画「はたちの青春」でのことでした。
当時はまだまだ人前でキスするのは、はばかられた時代。
しかし日本の民主化政策を推し進めていたGHQの指導により、自由社会の象徴として、ラブシーンやキスシーンが積極的に映画に取り入れられるようになったのです。
ボートの上でキスを交わす当時の人気俳優、幾野道子と大阪志郎。ふたりは、口にガーゼをあてキスシーンにのぞんだそうです。 (スマステーションより)
以上です(*^ー^)ノ
事物には歴史あり。
調べてみれば大きな発見があって楽しいですよねImage may be NSFW.
Clik here to view.