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妄想小説@「世界の終わりは、きみだけに」⑤(大野智と櫻井翔)

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おはようございます。



ブログがバグって、文字の大きさがゴチャゴチャになっちゃいました。


読みにくくてスイマセン。


しかも、すごい短いです。



短いのには理由があって、智先生目線だからなんです。


先生は男だから、分かんないんです。


女の心。


だから、言葉は少ないんです。


だけど、読んでくれているのは、女性の方が多いので、カスミさんの心の内は分かるんじゃないかなあと思っています。



そんな感じで読んでみてください。





妄想小説@「世界の終わりは、きみだけに」(大野智と櫻井翔)

http://ameblo.jp/see-la/entry-11714705652.html







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カチャン…



ドアがゆっくりと開く。


開ききるのを待てずに手をかけると、ガチャンとチェーンの音。




photo:03







「カスミ?」


15センチほどの隙間から中を覗けば、見たこともないような化粧をしたカスミがいた。



「智くん…悪いけど、帰ってくれる?」



突然浴びせられた言葉に愕然として、言葉にならないでいると、目の前でドアがガチャンと閉じた。



…えっ?…


ちょっと待って?


なんだよ、これ?



俺は、状況が把握できなくて、もう一度インターフォンを押す。



だけど、もう応答はなかった。





後ろ手に抱えた花束を、胸の前で持ち替えて、閉じられたドアを見つめた。


カスミ…




俺、就職したよ。


ちゃんとしたよ。









駅へ帰る途中、販売機でビールを買った。



「かんぱーい…。」


グイッと飲んで、空き缶と一緒に花束も投げ捨てた。




振られたってことだよな…


いや、今日は都合が悪かっただけなんじゃないか…


いや、やっぱり、振られたんだよな…


いや、でも、待っててくれるって言ってたじゃないか…



頭の中は、肯定と否定がぐるぐると回る。


でも結局は、俺がいけなかったんだよな…。





携帯電話を取り出して、メールの履歴を見た。


カスミからの「会いたい」と言うメッセージに、返信のマークはない。


カスミからの「待ってるから」と言うメッセージにも、俺は何も答えなかった。




photo:04










当たり前か…。



両手で自分の髪をぐしゃぐしゃに引っ掻き回した。




…マジかよ…


カスミ…




ちくしょう!









そのまま家には戻らず、学校に向かった。



あの頃の、カスミを思い出したい。



photo:01





あの頃、毎日一緒に顕微鏡を覗いたカスミを、そばに感じたかったんだ。








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このお話は、


「世界の終わりは、きみだけと」にリンクして進んでいきます。


http://ameblo.jp/piman89/entry-11713206903.html











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