おはようございます。
ブログがバグって、文字の大きさがゴチャゴチャになっちゃいました。
読みにくくてスイマセン。
しかも、すごい短いです。
短いのには理由があって、智先生目線だからなんです。
先生は男だから、分かんないんです。
女の心。
だから、言葉は少ないんです。
だけど、読んでくれているのは、女性の方が多いので、カスミさんの心の内は分かるんじゃないかなあと思っています。
そんな感じで読んでみてください。
妄想小説@「世界の終わりは、きみだけに」(大野智と櫻井翔)
↓
http://ameblo.jp/see-la/entry-11714705652.html
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
カチャン…
ドアがゆっくりと開く。
開ききるのを待てずに手をかけると、ガチャンとチェーンの音。
「カスミ?」
15センチほどの隙間から中を覗けば、見たこともないような化粧をしたカスミがいた。
「智くん…悪いけど、帰ってくれる?」
突然浴びせられた言葉に愕然として、言葉にならないでいると、目の前でドアがガチャンと閉じた。
…えっ?…
ちょっと待って?
なんだよ、これ?
俺は、状況が把握できなくて、もう一度インターフォンを押す。
だけど、もう応答はなかった。
後ろ手に抱えた花束を、胸の前で持ち替えて、閉じられたドアを見つめた。
カスミ…
俺、就職したよ。
ちゃんとしたよ。
駅へ帰る途中、販売機でビールを買った。
「かんぱーい…。」
グイッと飲んで、空き缶と一緒に花束も投げ捨てた。
振られたってことだよな…
いや、今日は都合が悪かっただけなんじゃないか…
いや、やっぱり、振られたんだよな…
いや、でも、待っててくれるって言ってたじゃないか…
頭の中は、肯定と否定がぐるぐると回る。
でも結局は、俺がいけなかったんだよな…。
携帯電話を取り出して、メールの履歴を見た。
カスミからの「会いたい」と言うメッセージに、返信のマークはない。
カスミからの「待ってるから」と言うメッセージにも、俺は何も答えなかった。
当たり前か…。
両手で自分の髪をぐしゃぐしゃに引っ掻き回した。
…マジかよ…
カスミ…
ちくしょう!
そのまま家には戻らず、学校に向かった。
あの頃の、カスミを思い出したい。
あの頃、毎日一緒に顕微鏡を覗いたカスミを、そばに感じたかったんだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
このお話は、
「世界の終わりは、きみだけと」にリンクして進んでいきます。
http://ameblo.jp/piman89/entry-11713206903.html