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妄想小説@二宮和也誕生日記念「なんとなくblue」前編(大野智と二宮和也)

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おはようございます。


二宮和也さま、生誕祭まであと一日ですね。


いつも智くんを構ってくださって、本当に感謝しております。


ひそやかにこちらでもbirthday企画を進行させていただきますね。


久々の大宮いちゃいちゃ、書いてみますラブラブ


よろしくお願い致します(*^▽^*)




tomoe





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・







俺んちの風呂が壊れて、スゲー困った。


業者呼ぶのもめんどくせーしな…

どうすっかな~ってソファーに寝転んでぼんやり考える。



~♪~~~♪



ポケットの中で、メールの着信を知らせる合図。

よいしょって取り出して見てみると、ニノからだった。



…時間あるなら、うちに来ません?実家から食いもんが大量に送られてきたんで…


そんな内容だった。


お、ちょうどいいや、ニノんちで風呂入ればいいや。


早速今から行くと返信した。






タクシーに飛び乗って、やってきたニノんち。


「大野さん、早いですね。」


へへへって照れ笑い。

そんな早かったか?俺。


なんとなく嬉しくて、ダッシュで来ちゃったよ。



ダイニングテーブルには、ドサッと置かれたフルーツの山。


「早く食べないと腐っちゃうんで、頑張って食べてくださいね。」


「無理だろ?俺一人じゃ。」


「一人でなんて言ってないでしょ。すぐ言葉通りに受け止めるんですから、困ったもんです。」


ニノが俺を見て、違うでしょ?というような顔をして笑う。


「そりゃ、そっか。」


俺もおかしくなって笑ってしまう。

二人で顔を見合わせて笑顔になった。




Blue Moon~大野智~ 嵐×妄想小説




そうだ、いいこと考えた。


「ジュースにしたりさ、服染めたりさ、なんかちょっと遊ぼうよ。」



「お、いいですね~!」


そんな感じで、ミカンを潰したりジューサーに突っ込んだり…


あぶり出しなんていう、懐かしいのまでやってみた。



Blue Moon~大野智~ 嵐×妄想小説-image



気付けば、テーブルの上はぐちゃぐちゃで、俺たちの服もびちゃびちゃ。


「やっぱりエプロンすればよかったな。」


「…エプロンなんてないですよ。」


そりゃそっか。





あー、風呂入りてーー!


「ニノ、風呂~。」


「ああ、そうしましょ。」



ベタベタになった洋服を脱衣所で脱いで、洗濯機にポンと投げ込む。


「俺のもいい?」


「いいですよ、そこに入れたらフタ閉めて、スイッチ押しといてくださいよ。」


「おうっ、乾燥までさせちゃえばいいよね?」



「そうしてくださいね。」


そう言って、ニノはさっさと風呂に入っていった。


俺も服を脱いで、それを洗濯機に入れてボタンを押した。





「俺も入~れ~て~。」


「はい、ど~ぞ。」



風呂のドアを開けて入ると、ニノがシャンプーしていた。


俺はそっと後ろから回って、頭をガシガシガシッってやってやった。




「ちょっ、大野さん!!やめてくださいってば!」


ニノは目を瞑ったまま、シャワーを取ろうと手を出した。


俺はすかさず、シャワーを奪う。


「こら、大野さんっ、シャワー、貸してくださいよ!」


ニノが振り返り、目を瞑ったまま手をブンブンと振り回す。


「どこですか~、も~!」




立ち上がった拍子に、ニノが足を滑らせて倒れそうになった。


俺は咄嗟にニノを受け止める。


ニノは俺の腕の中で「ほら、だから言ったじゃないですか…」とつぶやいた。



「ごめんな、今、シャワー渡すから…



俺はニノを抱いたまま、蛇口をひねろうと腰を屈めた。


「わっ、目に石鹸入った…


ニノがそう言って、目をこすろうとしたから、俺はあわててその手を掴んだ。


「もっと痛くなっちゃうよ。」



「いって~、しみる~~!」


「ほら、待って、今シャワーかけるから。」


俺は、ニノの顔にそっとシャワーする。




Blue Moon~大野智~ 嵐×妄想小説





顔から泡がするりと流れ落ち、ちょっぴりピンク色の肌が現れた。


ふるふると顔をふって、両手で水を切るニノ。

その様子を眺めていた俺と、目が合った。



「大野さん…腕、離してくださいよ。」


笑いながら、俺の腕の中からするりと抜けようとするから、思わずギュッと抱きしめた。


「大野さんってば?」




俺、何やってんだろう…



「あ、ごめん、なんとなく…


「なんとなくってなんですかっ!も~…


ニノは俺の腕からするりと抜けていった。






「大野さん、座って。」



Blue Moon~大野智~ 嵐×妄想小説



ニノが座れと言うので、椅子に座った。


「背中とか洗いますよ?」


「えっ、あ、いいけど…でも…



「いいから、ね、…なんとなくですよ、なんとなく…




泡立てたスポンジが、背中にポンと乗せられた。

ゆっくりと背骨を添ってを進むスポンジが、ぞわぞわとした感覚を呼び寄せる。



Blue Moon~大野智~ 嵐×妄想小説-image




「ああ、やっぱいい!自分でやるからっ。」


何だか焦る。

いつも通りにしてればいいのに、何だか焦るよ。



俺が身体を洗っていると、チャポンと水の跳ねる音。

振り向けば、のんびり湯船につかるニノ。



とっとと身体を洗い上げ、風呂にザブンと入っていった。







ニノが突然おでこに手を当て笑い出す。


「どうした?」


「いや、自分に面白くなっちゃって…


「自分に面白いって?」


「引かないでくださいよ…なんかね、大野さんを見てドキドキするんですけど…なんですかね、これって?」


ピンク色に染まった顔で、俺の方を向いて、そんなこと言うなんて反則じゃねーか?




「なんで、ドキドキするんでしょうか?」


なおも続けるニノ。

俺の心臓は超速に切り替わる。



「さあ…なんとなく…かな…


「なんとなくですかね…




「ああ、なんとなく…・・・・・・・・・・・俺も…




Blue Moon~大野智~ 嵐×妄想小説


そう言って、向かい合った俺たちにの間には、さっきまでとは違う空気が流れていた。














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