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妄想小説@「キスシーンと俺」(大野智と櫻井翔と嵐)

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追記:





後編は、なうちゃんのブログでアップされました。


http://ameblo.jp/piman89/entry-11832787418.html


いってきてね~ラブラブ




お久しぶりの短編コラボになります(*^ー^)ノ












・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・











マジでか…


いや、ほんとマジでか?





いや~、ほんとにマジでか~~~~~!????



マネージャーから渡された台本。


ヒューマンドラマだっていうから受けたんだよ?






あるじゃん…


おいおい、あるじゃんか~!





『彼女を抱きしめキスをする』




これって俺がやるんだよな…


参ったな~…


今さらできませんとも言えね~し…




photo:03






うわああ…


地味にパニック。




とりあえず、やり方わかんねーし、メンバーに聞いてみるか…


うん、そうしよう。



4人に「大事な話がある」って一斉送信。



最初に返ってきたのは、相葉ちゃんだった。


すぐに電話したら、家に来ていいっていうもんだから、急いで向かう。



相葉ちゃんちについて、インターフォンを押すと、


「リーダー、なんかあったの?」って心配顔。



「うん、おおありだよ…。」


浮かない顔でそう答えると、俺の背中に手を回して、「さあ、入って」と優しく迎えてくれた。



ソファーに並んで座って、俺はふうっと息をはく。


「実は…今度、キスシーン…やるんだ。」


神妙な顔つきで聞いていた相葉ちゃんが、「へっ?」っと奇妙な声をあげる。



「ちょっ、待って…

まさか、大事な話って、それ?」



「そうだけど?」



「も~、すごく心配したから、拍子抜け。よかったじゃん、これでおネエ疑惑晴れるね。」



ニヤニヤしながら俺に向かって言うから、「お前もおネエ疑惑あんだろが~っ!」って、べしっと膝頭を叩いてやった。



「いって~…で、何を悩んでるの?」



「…だから、やり方が…いまいちわかんねーんだよ…。」



「キスの?」


「うん。」



「そんなの、いつものようにすればいいんだよ。」


「いつもしてねーからわかんね~って。」



「はははっ、じゃあ、昔を思い出して…。」



「昔過ぎて覚えてね~し…。」



「…じゃあ…う~ん…はいこれ。」


相葉ちゃんは、俺にクッションを渡す。



「内緒だけどね、俺はこれ相手に練習したよ。だけど、俺の場合は、ドラマではされる方が多かったからなあ…。ま、とりあえず、やってみて。」



相葉ちゃんは、犬のぬいぐるみにキスをする。


おいおい、かわいいじゃねーか。



photo:04




俺もクッションにキスをしてみる。


…はあ…?



しばらくやってみて思った。


隣を見れば、楽しそうな相葉ちゃん。



…こりゃ、無理だな、次に行こう…



「相葉ちゃん、いろいろありがとう、まあ、なんとか頑張るよ。」


「うん、リーダーならできるよ!ドラマ見るからね、頑張れっ!」





相葉ちゃんちを後にして、次に向かったのは松潤の家。


松潤なら、大丈夫だろう。


なんせ、ショコ潤だし。



インターフォンを押すと、「何?どうした?」とやっぱり心配顔。


そこで、さっきの相葉ちゃんに話したように、キスシーンのことを伝える。



「なんだよ、リーダー。」



そう言って、背中をバチンと叩かれる。



「なんだよ、そうか~…。」


松潤は俺を見てニヤニヤニコニコ。




「いや、だからさ、やり方がわかんねーから、ショコ潤的なの教えてよ。」


「あ~、なら、ちょっと待ってよ。」



二人で並んで寝転んだ。

松潤はDVDを再生する。



おおっ、ショコ潤だ!



キ…キターーーッ!

…む、無理だ、こんなの…ほえ~…




「どう?リーダー、いけそう?」




photo:06




「いけねーよ。」



「いけよ。」



「いけねーーだろ?」



そんなやり取りをしながら、一緒にみたDVD.

すげ~なこれ…。


なんか別の意味で、勉強になるな。



「ほら、ドラマは、女優さんの横顔をきれいに見えるようにしてあげなきゃいけないよ。

髪をあげてみたり頬に添える手の位置とか、確認しといたほうがいいよ、俺も研究したからさ…。」



松潤の話は参考になり過ぎて、頭に入らない。


女優さんをきれいに見せるようにキスをする?


俺にそんなことできるだろうか…



もう一度台本を見直そうと思った。

「俺、行くね。松潤、ありがとう。」


「あ、うん、頑張ってね、リーダー。」



そっか…女優さんのことも考えてやんなきゃなんねーのか…


難しいな…




松潤の家を出たすぐに、ニノから電話がかかってきた。


「大野さん、新しいゲームを買ったから、いらっしゃいよ。」



「うん。」



俺は二つ返事で、ニノのうちに向かった。


インタ―フォンを押して、しばらくすると、細く開いたドア。



「はい、どうぞ。」


ニノは、いつも通り俺をむかえる。



「こっち座って。」


ニノの定位置の横に座らされ、有無を言わさずコントローラーを渡された。



「あれを倒して、そう、もっとミサイル出して、そうそう、リーダー上手いよ!」


わあわあとゲームに夢中になっていたら、キスシーンのことはすっかり忘れていた。





だいぶ時間が経った頃、「ところで、どうしたんですか?」とニノが聞いた。


あっ、と思い出して、キスシーンのことを言う俺。




ニノはふうと一つ息を吐いた後、テレビ画面に視線を向けたまま、淡々とこう言った。



「キスだろうが、なんだろうが、おんなじですよ。」




photo:05




「おんなじ?」



「特別キスだからって考えることなんかないですよ、そうじゃないシーンと同じように、やればいいんですよ。」



ニノって、こういうとこやっぱすげーな。


なんか、かっこいいじゃん。


しかし、俺には出来るだろうか…





ドッカ~ン


あっと気付けば、ゲームオーバーになっていた。



「俺、そろそろ行くね。」


「はい、また、遊びましょう。あんまり考えすぎないように…ですよ。」



ニノの笑顔に、ホッとする。


俺は頷き、部屋を後にした。

いつも通りか…俺にそんな風にできたら、いいんだけどな…。







携帯を見ると翔ちゃんからメールが来ていた。


すごーく長いメールだった。


なんか、かなり心配されてる…


逆に申し訳ない気持ちになって、翔ちゃんの家に急いで向かった。




インターフォンを押すと、翔ちゃんが勢いよくドアを開ける。



「智くん、どうした?なんかあったの?」


「ああ、大丈夫、大したことないよ。」


「そっか…ま、いいから、入って。」



「うん、ありがとう。」


翔ちゃんの慌てぶりに、なんかますます言いづらい。



「で、どうしたの?」



「ああ…今度ドラマ、やるんだ。」


「うん、それで。」



「あ、だから、その、キスシーンがある、んだよね…。」



「…で?」


「あ、だから、それが、大事な話。」


「…なんだよ、も~!」



翔ちゃんはクシャっとした笑顔で、俺を見た。


「まあ、そっか、智くんにとっちゃ一大事かもね。」



「まあ…そういうこと。」


「で、やり方が分かんないから、教えろ?とか、そんな感じ?」



「さすが、翔ちゃん!」


「いやいや…ていうか、そんなの好きなようにやればいいんだよ。」



「いや、俺、好きなようにってのが一番無理だからさ…。」


「う~ん、つまり、ドラマ用のキスってことでしょ?」




翔ちゃんはPCの電源を入れて、何やらカチャカチャと打ち始めた。


そして、まるでZEROのように詳しく説明をしてくれる。



「例えばさ、ノーズキスって言って、鼻と鼻をこすり合わせるキスね。

鼻をただこすり合わせるだけ。

最初にこんなのも入れてもいいんじゃない?」



「へえ~…。」



「普通のキスは、プレッシャーキスって言って、唇を閉じたままで、相手の唇の柔らかさを確かめるようにキスをすることね。

あんまり、べろべろしないやつ。」


「べろべろなんてしねーよ。」



「程度にもよるけど、こんなのとかもあるよね。

スイングキス。

相手の下唇を甘噛みするの。

目と目を合わせたままゆっくりと顔を左右に動かすんだよ。

やってみれば?」



「あほか!」




「あとはさ、フレンチキスだよね。

いわゆる、ショコ潤みたいなやつ。」


「あ~、あれか…。」



俺は松潤ちでみたDVDを思い浮かべる。



photo:02




「唇を合わせるだけでなく、お互いに舌を絡めて愛を確かめ合う感じの濃い~やつ。」



「マジか…。」





「どう?分かった?」




「いや…全然わかんねーし…。かえって混乱した。」


「なんだよそれ!人がせっかく詳しく説明してやったのに~!」



「いや、俺、そういう頭で考えるのって苦手だし…


あ、じゃあ、翔ちゃんやってみせてよ!」




「は~?なんで俺が。」


「だって教えてくれたのは、翔ちゃんじゃない。」



「いや、まあそうだけど…。」



「たとえばコレとか、実際どうやんの?」


「俺だってわかんねーけど…う~ん…こうなんじゃないか…?」






翔ちゃんは、そう言って俺の顎に手を伸ばした。















つづく。





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・






よろしければお気軽にどうぞ。



ただし、あちらは小説を書く場所なので、画像はありません。

その分、こちらでお話を書くときは、皆様が楽しんでいただけるように、画像を入れてのお話をちゃんと書かせていただきます。

満足してもらえるようにがんばりますので、どうか、あちらの画像のないことについてのコメントは差し控えていただきますようお願い致します。



また、あちらは嵐さんとも関係のない場所です。

普通に小説を読みに来る方がたくさんいます。


なので、嵐さんに関してはこちらのブログでお願い致します。



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「あなたを知りたい」蒼月ともえ

http://no-ichigo.jp/read/book/book_id/979420



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PC  http://www.berrys-cafe.jp/pc/reader/book.htm?bookId=984608&c=n

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「愛念」トップページにある、私の名前をクリック(タップ)すると、ここにしまってある、他のお話も読めると思います。


いつもありがとう。

感謝しています。





 
tomoe




























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